結湖

ベネディクト・カンバーバッチ ホーキングの結湖のレビュー・感想・評価

2.5
ベネさん祭りじゃ~!(個人的な)
『SHERLOCK』シーズン3を今頃になって観ています。遅いです。遅いついでにこちらも鑑賞。
フフンと鼻を鳴らしながら(覚えてないけど)これみよがしにホーキングの著書を読んでいた中学生の私。
ぎゃー、いやー!恥ずかしさで死ねる!!今すぐ消えてなくなれ!あの頃の私!!まさに中二病絶頂期!
そんな若気の至りを思い出しながらの鑑賞だったのですが、ホーキング(ベネディクト・カンバーバッチ)のなんともいえないキュートさに助けられました。
ホーキングが次第に病に冒されて手足の麻痺はもちろん、次第に呂律すら回らなくなるのですが、ベネさんの演技は自然で本当にだんだんと病が進行していく様子が見て取れます。
自分の病がどうなるのか尋ねた時に「脳はどうなるんだ?」と聞いたりして、とてもホーキングらしいなぁと思ったりしました。
今となってはビッグバンで宇宙が始まったというのは、そう説明されているからそうなんだろうなって感じではありますが、よくよく考えてみると、なんにもないところで爆発が起こるのってどう考えてもおかしいですよね、感覚的に。
それを理論的に説明できた世紀の発見(特異点理論)の件は、とても感動しました。
しかし、ベネさんは不思議な魅力を持った俳優さんだなぁ。
『SHERLOCK』で話題になり始めた頃は、「個性的な顔の俳優さんだな。なんでこんな人気あるんだろう?」って思ったりしましたが、作品によってとてもカッコよくも見えたり、セクシーだったり、なおかつ可愛く見えたりもするうえに、演技も上手いときた。そりゃ、夢中になるよね。
今作もそんなベネさんの魅力満載の映画でした。

あ、中学校の頃の私ですが、もちろんホーキングの著書の内容はまったく頭に入っておらず、恥ずかしながらなにも覚えておりません。仮に今読んだとしてもわかるんだろうか……。
いや、あの当時の私は宇宙がブームで、星座の神話から始まって色々読んでただけなんだよな。
(しかし、今回のレビューの大半は果てしなくどうでもいいことばっかだ。)
2014/10/28:DVD
結湖

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