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ベネディクト・カンバーバッチ ホーキングのNAOKIのレビュー・感想・評価

3.7
どこで仕入れたか…高校生の息子が…
「ホーキング博士」の映画が観たいと言ってきた。
「『博士と彼女のセオリー』か?」と聞くと…
「エディ・レッドメインの方じゃなくてベネディクト・カンバーバッチの方…」
…と答えた。

親としては泣くところです!
ついこないだまで「ポケモンだ~」「ワンピースだ~」と騒いでたガキだと思ってたら「カンバーバッチ」ですよ!

小学生くらいから「勉強しろ」など一度も言ったことがなく18禁だろうがなんだろうがおれがいいと思った映画ばかり観せてた「英才教育」が実を結び始めた!と思いましたね😁💦

「セオリー」の方は観なくていいのか?と問うと「やっぱり両方!」ということで両方とも「観たかどうか記憶が曖昧」なおれも二本とも鑑賞することになりました。

この「ホーキング」はもともとテレビドラマで「セオリー」より10年古い製作です。

この2本の感想を言わせてもらうとおれの中では全くの互角…甲乙つけがたい…2本とも素晴らしい!と思いました。
実話ですから内容的にはほぼ同じ…ホーキング博士を演じるレッドメインもカンバーバッチも二人ともすごい!
どちらも二人の良さが出た名演だと思います。

この2本…同じように見えて実は描く視点によって全然違う映画になっていると思います。
この「ホーキング」の方は「ヒーロー映画」…「セオリー」の方は「人間ドラマ」…なのです。

学生時代にALSを発症し…「余命二年」と宣告される…
「二年」ですよ!事実ALSには治療法が確立されておらず不治の病…そんなホーキング博士が亡くなったのは去年です!

そしてその76年という生涯に残した功績といったら💦
これを奇跡と呼ばずなんと言いましょうか?ホーキング博士はおれにとってやはり物理界のヒーローにしか見えません!

最初は先輩教授たちに笑われていた彼が…
「アインシュタインの公式を『美しくした』…」
と、言われたときおれは涙を止めることが出来ませんでした…

物理が全くダメなこの父にひょっとすると将来物理学者になってノーベル賞を獲るかも知れない(親ばか)息子は聞くでしょう。
「父上…ブラックホールにおける特異点ってどういうこと?」
「ウンウンよく聞けよ…ビッグバン時における特異点は6つあった…それらはインフィニティストーンとなって全宇宙に飛び散り…これを集めてるのがサノスだが…もし全部集まって指をパチンとやると…」

おれの体はみるみる黒い灰になって空気中に飛散した…

「博士と彼女のセオリー」レビューに続く😁💦
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