けむり

ベネディクト・カンバーバッチ ホーキングのけむりのレビュー・感想・評価

3.4
若きベネネ主演、BBC製作の映画。

「博士と彼女のセオリー」では妻ジェーンとの絆がメインだったけど、こちらはケンブリッジ大学在学中、ALS発症時のホーキング自身に焦点を当てたストーリー。
駅のホームで新進気鋭の学者ロジャーと時間遡行の計算式を書き殴るシーンや、黒板に書かれた未完成の式を一晩一心不乱に書き連ねるシーンは気持ちが良い。その分靴紐が解けず闇雲に靴を脱ごうとするシーンや、蛇口を捻ろうとして悪戦苦闘するシーンは苦しそうな表情で何とも言えない気持ちになる。
シャーロック以降の強いベネネしか見たことない人は一回是非ご覧頂きたい。ふとした瞬間の伏し目とか笑顔とか絶望の表情とか、演技力の高さ必見。
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