BBC のテレビ映画。映像が美しく、いつまでも心に残り続けるような作品でした。
英国王室ジョージ5世の末の王子で夭逝したジョンを描いた、史実に基づく物語。
ジョン王子は発達障害に加えて、てんかんがあり、医師の助言に基づいて人々の目から隠されて育てられます。
乳母のララが全身全霊をかけてジョンを愛し育てる姿、王子の美しい庭作りや独創的な絵、音楽を愛する様子、すぐ上の兄（後のジョージ6世）との交流の様子に心打たれます。
また、物語は、王子の見た第一次世界大戦の物語でもあります。
今の医学ならもっと長生きされ、障害もずっと理解されたことでしょうが、使用人たちに愛されていた描写に人柄が伺えます。
パッケージになっている、幼いジョンが本当に愛らしく、また長じたジョンも兄も大変好演です。
ビル・ナイがカッコいい！。
