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赤い手帳のメルのレビュー・感想・評価

赤い手帳(2011年製作の映画)
3.5
スランプ気味のミステリー作家が田舎町で若い女性の死に遭遇した事で、それをヒントに作品を書こうと調査を始める。

フランスの地元警察は既に自殺として処理し聞く耳持たずなのだけど、調べる内に死んだ女性の人生がマリリン・モンローと良く似ていることに気付く。
産まれた月日、金髪、セックスシンボル、精神分析、告白テープ、睡眠薬そしてJ•F•KならぬJ•F•Bとその弟。

あちらこちらにモンローの足跡の様に小物が登場する。レコードの数字も部屋番号もNo.5、誕生日の♪ happy birthday to you ♪そして赤い手帳。原題が何と言ってもあの曲のあの台詞「ププッピドゥー」ですから。
モンローに詳しい人はもっと沢山足跡を見つけられるでしょう。

雪深い街を車で走りながら流れてくる「夢のカリフォルニア」のアレンジが良かったです。

ミステリー作家役のジャン=ポール・ルーヴは監督もしていて「愛しき人生のつくりかた」という酷い邦題だけど、素敵な作品を手掛けています。今作は彼を見るのが目的でもあり、お顔をマジマジと見られて最高でしたのでプラス0.5で。笑
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