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真昼の切り裂き魔のびのレビュー・感想・評価

真昼の切り裂き魔(1984年製作の映画)
4.2
良質な火サス感。助監督に片岡修二で、脚本は夢野史郎が担当。テレビを仕切りにセックスを収める移動撮影が最高。「千子は手コキで、万子はフルコースで…」。殺人表現もすごい。身体をシュパッと勢いよく切り裂く様子を陰を通して捉える。完全にヒッチコック『サイコ』なシャワーを浴びてる女の前に突然あらわれて襲う切り裂き魔がカッコイイ。生卵を切ったときフォークと皿の擦れる音とか、缶ビールをカッターに当てたとき出る音とか音の演出はほんとにキツいけど、大目に見ることができるくらい傑作ではあった。
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