からあげ

The Lunch Date(原題)のからあげのレビュー・感想・評価

The Lunch Date(原題)(1989年製作の映画)
3.7
ショートフィルム、短編は僅か12〜13分
の中に作り手の思いや伝えたいことが
圧縮され詰まっている。
数分の世界からも面白さを伝えてくれたり
もするから短編はあなどれない。

今回、短編映画の力に脱帽した作品でもある。

ストーリーは
列車に乗り遅れた婦人が立ち寄ったレストラ
ンで体験した温かい話には森林の澄んだ空気
の中で深呼吸してるよな気持ちになれた。

心がいつも何かと喧嘩をしてませんか?
忙しさに流されて大事なものを落として
るような気持ちに襲われてしまうとき‥
心の後悔と寂しがじわっと滲んで来て
いろいろな思いが心で喧嘩をする
だんだんと、遠く、色褪せていく思い出に
解放される喜びと、反面湧き出る儚さに痛み
を感じてしまうけれど
また朝がやって来る
キュッと手綱を締めて1日がはじまる。

そっと手を差し伸べる心の広さがある人って
ほんと素敵です。
作り話ぽくなくて、隣にあるような温かさだ
からいい。
モノクロで穏やかな音楽にほっと心落ち着ける
素敵な短編です。
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