本当に大好きな映画。ジョン・カーニー監督の作品の中でもダントツで完成度が高い映画だと思う。
ダンにだけ聴こえたアレンジのシーンの演出と、屋上での収録で娘が素晴らしい演奏を見せるとこと、夜の繁華街をスプリッターで一緒に曲聴きながら歩くシーン(フランク・シナトラの曲のとこ最高)が特にたまらなく好き。
作中の楽曲はどれも名曲。
ダンとグレタの惹かれ合いながらもお互いの距離を保って逆に深い絆になっていそうな関係がとても観ていて幸せ。
この映画は最後に兄のジムに捧ぐとあって、これは映画公開前に亡くなってしまった監督のお兄さんのことらしいけど、この兄はシング・ストリートの兄貴のモデルだということを加味して見ると、余計感慨深い。
ジョン・カーニーにとってのお兄さんはとても偉大だったんだろうなと。
素晴らしい映画!