このレビューはネタバレを含みます
結局のところ、デイヴはライブで作曲者であるグレタの思っているアレンジだ、と言ってバラードで曲を始めたが、サビのところでは観客に受けるようなアレンジのままにしていたことにグレタは失望し、ライブ会場から去り、音楽の作り手の一番ピュアな部分を諦めてしまわざるをえない音楽業界へツバを吐きかけてやる、と、アルバムを1ドルでネット販売した、ということ、でいいのかしら、、、
主人公はグレタ。
でも、ダンの方が立っている。
プライベートな部分がグレタよりも描かれ、魅力が際立っている。
スプリッター、留守電に生演奏の曲を入れる、会社の絵を持ち帰ろうとして警報が鳴る、浮気した奥さんへの思いと距離感、屋外収録、路上で遊んでいた子供たちを録音に参加させる、古いジャガー、幼児向けのバレエ教室のピアニストをスカウト、失恋したグレタを「一人にしたらストーブに頭を突っ込むだろ?」と無理やりライブに連れていくスティーブ、etc
魅力的なシーンが多くて、つい笑顔になってしまう。
感情移入にやや戸惑う箇所もあるが、そんなことどうでもいいや
いい映画だ