いとっ亭

はじまりのうたのいとっ亭のレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
3.8
ちょっとミーハー感は強いけど、製作者の取り分が少なすぎる音楽業界や出版業界に対するテロ行為は素晴らしい。
DIY精神でアルバムを作るシーンも、マーク・ラファロの酔っ払い妄想アレンジもよかった。
キーラ・ナイトレイは孤独な役にしては美人すぎて、人となりが大きそうに写ってしまうのがちょっともったいない。細すぎでしょ。

物語の中心にあるのが一曲の歌で、それを作った人間が最も孤独という配置がとてもよかった。

「シェフ」とならぶ、自主制作の可能性の広がりを感じさせる映画でした。