舞台はチューリップバブル真っ只中の17世紀アムステルダム。
花と恋に狂った若者たちの物語。
まさにチューリップ"フィーバー"(熱病)。
人々が溺れ死ぬほどチューリップの価値が高かった時代があったことにまず衝撃でした。
ストーリー展開としては、まるでシェイクスピアの悲劇。
よって、恐らく本で読んだほうが面白いタイプの話ではあったが、絵画、衣装、街並みといったカテゴリーを含めて楽しむには映画にするのが一番。美術重視で鑑賞することで、全体としてはとても満足のいく作品でした。
何よりアリシア・ヴィキャンデルの美貌に画面釘付け！ホントに昔の肖像画から飛び出てきたような美女でした。
コルネリスの結末がとにかく哀れで胸が痛いが、シェイクスピアの読みすぎで免疫がついていた分、なんだか納得できた。
