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チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛のkissenger800のレビュー・感想・評価

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なんでやチューリップ関係ないやろ。アリシア・ヴィキャンデルもうちょっと作品選びに気をつかうべき。ぐらいが作品への感想のすべてで、あとは俺がワインスタインが嫌いな100の理由、みたいなテキストになりますな。
100も語ってられないのでひとつだけ言うなら、『恋におちたシェイクスピア』(1998)から連綿と続く、映画を娯楽として見るような連中に難しすぎる物語はふさわしくない。って顧客の知性を低めに見積もるハーベイ・ワインスタインのスタイルがね、いつだってムカつくわけです。
一方で、エンターテイメントでいいんだよ、ってこっち側の思いと彼のスタイルが全く共振しないかというと、コマーシャリズム由来のスピーディな展開とか、時代背景よりも「映え」優先な絵づくりとか、必ずしも嫌いじゃない要素もあって、だから「そうだけど/そうじゃない」って結論に、まあ例外なくなるんですよね。いやー彼が置いていった負の遺産は、ハリウッド映画の作り手、受け手全員が消化してしまわないといけないやつですよ、ってあらためて思いました。
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