この監督お得意の、気持ち悪くて、掻きむしりたくなるよな気まずい〝マイナスイオン〟から話は始まるのです。
最初はプッとひと吹きして、次はクスクス言わせ、段々と笑いのレベルを上げてゆくフレーズが見事で…
7人のおばちゃんが日常生活の衣を脱ぎ捨てて、山をさまよい歩く。しかも演じているのは本物のおばちゃんたち。
それだけの映画なのだけれど、あちこちでクスクス笑えるし、山に行きたくなるし、ほのぼのしてくる…
素晴らしかった…!沖田監督は日本の宝です。こんな優しい暖かい映画をずっと撮れる方、本当にいない。(しかもすごく人当たりの良い素敵な方で、挨拶も丁寧にしてくださる…)
それぞれ知り合いではないおばちゃ…
さすが沖田監督!
素人のおばちゃんという側から観てるとそれだけで面白い存在を見事にショーに昇華している!
スタンドバイミー as オバチャン
であり、
ウォーターボーイズ as オバチャン
であり…
『滝を見にいく』製作委員会