押井守が監修をした湯浅政明の作品。ドM気質のプロレスラーが謎の女レスラーに惚れる話。
短編なのに綺麗に湯浅政明の変態っぷりが出ていました。後の「夜明け告げるルーのうた」や「夜は短し歩けよ乙女」などの原型とも言えるような謎のギャグと、「Devilman Crybaby」に通じるエロが炸裂しています。さすが元クレしんのスタッフなだけありますね。唯一無二の世界観と面白いストーリーの両方を兼ね備えたアニメーション監督って少ないけど、湯浅政明は良い感じにどちらも揃っている人です。次回作の「犬王」がヴェネチアで上映されるのも、彼の過去作が国際系の映画祭で評価されたのも、湯浅政明の作風が極めて独特であり、尚且つ高い芸術性を備えているからではないでしょうか。
短編映画だけど割と面白かったです。テンポが速くてサクッと見れるアニメなのでオススメ。
