よるこ

アンネ・フランク 真実の物語のよるこのレビュー・感想・評価

4.5
日記に描かれていない、ユダヤ人狩りが始まる前の一家の様子や強制収容所でのアンネ、家族を失い一人からっぽの部屋で泣き崩れる父親。悲痛な物語は、他のどのアンネ映像作品よりリアリティがあり、苦しくて胸の底に貯まった涙の重さにしばらく支配されているような強烈な後味を残すドラマだった。

ちゃんとアンネの日記を読んだことがなかったので、すぐに図書館で借りて読み、その後もミープの手記やこの本に関することが書かれた本などを読み漁った。多感な少女像がリアルで、主演のハナの演技が素晴らしかった。
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