セリフとしての言葉はもとより、映像にハッとさせられる。
映像の隠喩が拾いきれない。
描かれた感情にはあたたかな慈しみを感じるものの、隠されていることや明かされないことの存在が匂い、いつ壊れてしまうか…
死を受け入れる話。「銀河鉄道の夜」夫婦版、みたいな。
"怪談"を聞いた後のような気分。ちょっと気味悪くてあまり好みではない。死ぬことを恐れるとか死で誰かを喪うとか。死の描かれ方が、苦手だった。
黒沢清監督の何たるかみたいのを語るつもりはないんだけど、柱とか風とか光と影とか人の現れ方消え方だとかもう黒沢清の映画観だらけだった。黒沢清監督の映画にはいろんな「怖さ」を呼び起こされる。オレ死んだよ…
>>続きを読む黒沢清監督の逢魔が時の描き方、幻影が現実を浸食し、その境界線が曖昧になる描写には慣れていたけど、それをこんなにも喪失感を不安で悲しくせつなく寂しく感じさせるとは参った。死んだ者の未練と遺された者の未…
>>続きを読む評判よかったので鑑賞。
国内ロケでありながら品位のある映像、小松政夫さんをベッドに運んだシーンはじめセンスの良さ、細部の繊細さはわかるけど、どうしても中途半端なヒューマンドラマ、中途半端な奇譚話に…
ホラー映画みたいな始まりで あれ?と なったけど ゆるゆると 始まって 気付いたら終わった。
独特の世界観で なんとも言い難いけど わたしは 嫌いではないかなあ。
最後、死者に戻ってしまうとき い…
ホラー映画とのふれこみだったのに、期待したほど怖いシーンは無かった。敢えて挙げれば、冒頭の優介が登場するシーン。瑞希が何気なく見た先に現れるのだが、カメラが引きながらパンする映像にゾクゾクした。あと…
>>続きを読む(C)「岸辺の旅」製作委員会