通りすがりで、タイミングが合ったので観た(笑)
評価の付けにくい作品。
世界観は嫌いではないものの、ヒューマンにも向かず、旅としてもそれほど力点がかかっていないのが不満。説明は要らないのかも知れない…
黒沢清に恋愛映画は似合わない。
叙情的な音楽も相応しくはない。センシティヴなテーマは良いのだが、つかみそこねた印象が残る。だが、取り残された者の辛さ、死ぬしかなかった者の運命が交差する。底知れぬ深い…
「回路」、「トウキョウソナタ」の黒沢清監督による夫婦二人による最期の旅を描いた作品。黒沢監督作品は2013年公開の「リアル 完全なる首長竜の日」以来ですが、未だに、どういう感じの作品を撮る監督という…
>>続きを読む原作がどうか分からないけど、黒沢清演出により彼岸と此岸の境界線を渡り歩いてる感が凄まじい。闇に飲まれるこの感覚!生死の狭間は柱を挟んだ空間のように曖昧だけど決定的に異なる。常に付きまとう緊張感、でも…
>>続きを読む傑作じゃないかと。
此岸と彼岸の境界(岸辺)を旅するロードムービーだったとは。しかも、それをナビゲートするのは彼岸にいる夫(浅野忠信)。
此岸の人間が彼岸の人間を思っているのと同様に、彼岸の人間…
(C)「岸辺の旅」製作委員会