大切な人の「死」とどう向き合い、それを受け入れるかを描いたドラマ。 死者と旅をするという凄くファンタジーな内容であるのにファンタジー要素を極力排除した静かでシリアスな映画に仕上げている。 死者の視点…
>>続きを読む湯本香樹実の書く死って、そのあっけなさや喪失感にとてもリアリティがあって、私はいつも自分に起きたことのような気持ちでしばらく囚われてしまいます。
これは原作読んでないけど、優介の近くて遠い感じには…
黒沢清監督らしい作風というべきか、物語の優しい雰囲気の中に不気味なイメージ(死)が内在している。人によってはホラー映画のように感じるかもしれないが(とくに蒼井優が登場する、あの場面!)、この作品はあ…
>>続きを読む”岸辺の旅”
三途の川の岸辺ってことでしょうか。
でも、生きてるか死んでるか、では無く、完全にあちらの方なワケで。
生と死が入り組んだ世界の人物も、入り組んだまま構成されてて、理解し難いのは許せます…
第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され黒沢清が監督賞を受賞したのはニュースでも話題になったので記憶に残っているのではないでしょうか。
「ある視点」部門とは、カンヌ映画祭と並行されて小さ…
だいぶ前に見たんだけど、ようやく消化できて感想が書けそう。
黒沢清の黒の演出で異世界間、ボーダー感がよく出てた。
見てすぐ、ブッダの子を亡くした母親の話を思い出し、身近な人の死を体験したことがある人…
(C)「岸辺の旅」製作委員会