全編ワンカット風の撮影・演出が凄い。
ワンカット風ならではの途切れない緊張感があり、その中でさらに、主人公の目に映る現実と虚構の境目が曖昧になった世界や時間の流れも上手く表現していて思わず見入ってしまった。これどうやって撮影しているんだろう、カメラを回す前にどれだけ下準備を重ねたんだろうって製作の面でもすごく興味をそそられた。撮ってるところ見てみたいな〜
ソロドラムの演出もすごく好き。
主演マイケル・キートンのキャリアやイニャリトゥ監督自身が抱えているものと物語が重なるところがあったり、その他のキャストや作中に出てくるキーワードも実在するヒーロー映画に関連する点があったりと、ヒーロー映画が好きだからこそより楽しめる部分、刺さる部分もあって面白かった。
