なった

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のなったのレビュー・感想・評価

4.4
演劇を見ているようだった。
特に長回しのシーン。演技を一連のものとして表現する様がまさに演劇のようだと感じた。っとか言いながら実際のところはどうかわからんし、正直長回しのシーンは見るのが大変やった!

君は批評を書くだけでなにひとつ代償を払わない。なんの危険もない。リスクはゼロ。
と言うシーンがある。
世の中にはリスクを冒し傷つく人と、それをただ見ているだけの人がいると思う。演者は常に自分を人前に晒すというリスクを冒し、時に傷つきながら、それでも人前で演じることを続ける。演者は前者のリスクを冒し傷つく人なのだ。彼らは舞台では他人の人生を送りながら、舞台裏では必死に自分の人生を生きている。そう感じる映画、そう感じさせられる一言だった。私も傍観者にはなりたくないそう思わされる一言。
なった

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