Kakumoto

間奏曲はパリでのKakumotoのネタバレレビュー・内容・結末

間奏曲はパリで(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

大人の不倫を題材としているけど、そのタッチはドライで、寧ろ清々しさすら感じられる作品。文化の違いがあるからか、日本ではこういった作品は描くのが難しいのかもしれない。

物語は静かに展開してゆく。「その人を愛する」というのは、「その人が持つ、気に入る部分と気に入りない部分を含めて、そう、ない交ぜにした上で、その人全てを受け入れる」ということ。そんなことを言っている。息子の、トランポリンを眺めるシーン、最後の、死海への旅行を提案するシーン。これらを見てそう感じる。

そして、タイトルが良い!本作品にピッタリ!パリへ行くきっかけやパリでの出来事は、間奏曲なんだよなぁ。間奏曲があって、主メロディーが活きるんだ。その逆ではない。
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