Donatello

パニック・トレインのDonatelloのレビュー・感想・評価

パニック・トレイン(2013年製作の映画)
2.4
なんとなく悪い予感がしながらも、悪人顏のダグレイ・スコットさんが主演、かつ子供思いの父親を演じるという事で、僕だけでも認めてあげたいななんて思いながら観始めた訳ですよ。

しかし開始早々ちょっと出鼻を挫かれます。
子供と二人で列車に乗り、ちょっと席を外してる間に子供が美女と知り合って、何故か美女の電話番号をお父さんが普通に手に入れてる時点で、若干観る気が失せてきます。
村上春樹の小説か。

中盤の、これから行動を起こそうとする時に、2人は熱いキスを交わします。この頃僕はレンタルDVDのケースを放り投げそうでした(駄目です)。
その展開必要なのか。

思わせぶりなカット割。意味あり気な各登場人物の行動。「残りの乗客はあと何人だ」と問いかける犯人。"Last Passenger"という原題。荒ぶる僕の嫉妬心。

怪我をして陸上競技を諦めた元オリンピック選手の医者という点だけがフラグとして回収されていましたが、それ以外の部分大半なんだった的な展開でした。
でも主演だけにダグレイさんはとても頑張っていたと思います。無駄だったけど。
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