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花嫁と角砂糖の猫のレビュー・感想・評価

花嫁と角砂糖(2011年製作の映画)
3.7
数年前のイスラム映画祭で上映、今回は再上映、人気のイラン映画らしい。
上映の前後に舞台挨拶が少しあり勉強になった。

イスラム映画に出てくる結婚式は、ともかく賑やか。この映画でも女達はみな、かしましく手を動かしている。
末娘の結婚に姉夫婦やいとこが集まり、結婚式の準備を。
映画はある種の群像劇となっていて
特に義理の兄たちが個性豊か
目を引いたのは角砂糖の作り方。日本のような真四角ではなく、一個一個削り?とって作る。解説者によると、原題の「角砂糖」は、このようにみな、人もそれぞれ違う、と言うことを表してるのでは、と言うことでした。

花嫁が言えなかった伯父への、一言は何なのかなぁー。昔の淡い恋へのこだわりなのか?それを捨て新しい世界への決意なのか?事態の急変によって、花嫁の気持ちは、もしかしたら動いたかも?
パソコンオタクのいとこが妙に気になった。
イスラム社会も普通の社会だ、と認識させてくれた。
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