Ryan

荒野の千鳥足のRyanのレビュー・感想・評価

荒野の千鳥足(1971年製作の映画)
3.2
ランボーの原点


ストーリー
オーストラリアの荒野を舞台に、酒と賭博で我を忘れ、酩酊と興奮の中で破滅へと向かっていく男の運命をパワフルに綴る。


主演 ゲイリー・ボンド
監督 テッド・コッチェフ


酒を飲むのをやめたくなるぐらい強烈。
この時代がそうさせるのか、これも演出なのか。どちらにせよ人間の脆さと少しずつ壊れていく様を大胆に描き切る。

終始不気味。
世界のどこかハズレにある我々の知らない地だとだけ言っておこう。
そこに己の新しい"何か"を求める若者がその地にハマり抜け出せなくなる様は恐怖すら感じる。
やはり問題シーンはカンガルーだろう。
あれを見続けると、カンガルーが人の様に見えてきて他のグロ映画よりグロく残酷に感じてしまった。
よく分からない事が怖かったのだ。

ランボーに通じそうな部分もあるが、どちらかと言うと「マッドマックス」
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