カッチェ

ジャングル・ブックのカッチェのレビュー・感想・評価

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)
4.0
感想①「主人公モーグリ以外のすべてがCG」
この映画、全部ロサンゼルスのスタジオで撮影されたって本当か?と疑わずにはいられない。信じられないくらいのCGの完成度の高さなのです。この映画の中の動物たちは本当に命が宿ってるように思えます、それくらい生き生きとして生命力に溢れている。子供向けの映画だと舐めていけはいけなかった。

感想②「原作は未読、アニメ映画も未視聴でも楽しめる」
まぁ意外と原作知らない方が映画って楽しめますよね。私にとっては初めての「ジャングル・ブック」でした。困難や試練はたくさんありますが、話はシンプルです。オオカミの群れで育てられた人間の少年モーグリが、ジャングルの中で危険に晒されながら生きていくべきか、それとも人間の世界に戻って安全に暮らすべきかという選択に迫れる内容です。シンプルだからこそ、子供も見やすいし大人もあれこれ考えず楽しめます。

感想③「CGのはずなのに動物の演技力に圧倒される」
表情が素晴らしい。モーグリの母であるオオカミのラクシャ。彼女の母としての愛情深さを最初から最後まで感じました。またモーグリを最初に拾い、彼の命を守る使命感がある黒ヒョウのバギーラ。ジャングルの掟を信じ、人間はジャングルにいるべきではないと考え、しかしモーグリに対しては愛情いっぱいなのです。その複雑な心情がしっかり描かれています。またモーグリに歌や生きる楽しさを教え、掟を守ることが大事ではなく自分の気持ちが大切だと教え説くクマのバルー。これが声以外すべて作り物だと思えない。本当に凄いCG力。

感想④「エンドロールまで夢いっぱい」
エンドロールがとても可愛いですよ。何回も見返したくなります。エンドロールまでしっかりと作り込まれてる映画って、作品が本当に愛されてるんだと思えて素敵ですよね。
カッチェ

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