KojiYamanaka

きみはいい子のKojiYamanakaのレビュー・感想・評価

きみはいい子(2014年製作の映画)
4.0
観終わったとき、大切な人を抱きしめたくなる映画。

エーリッヒ・フロムは、愛するということも技術であるといった。愛する技術は、現代の多くの日本人が問題を抱える点でもある。特に愛する技術にたいする手がかりをえられないまま親になってしまった人はくるしい。愛された経験がなければ、誰かを愛する方法もわからないのだ。

この映画が気づかせてくれるのは、愛するということは複雑なことではないということ。抱きしめたり、なにかひとこと言葉をかけてあげたり。なにげないことで、相手は自分は生きていていいんだという実感を得られる。僕も親になったなら、きちんと子どもを抱きしめてあげよう。
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