中川たけし

ルパン三世 ワルサーP38の中川たけしのネタバレレビュー・内容・結末

ルパン三世 ワルサーP38(1997年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初はルパンの声優はやっぱり栗田貫一じゃなくて山田康雄だろうよと思っていたけど
今回のルパンの哀愁感は栗田の方が出せているのかなと思った
そして声優関係でもう一つ。裏切り者が最初からいい声すぎて、絶対こいつ裏切るやんって思いました
過去の清算と、自由を知らないヒロインという点でカリオストロと似たようなテーマではあるものの、全くジャンルの違うものとなっていると言っていい
なんといっても哀愁
ラストシーンのワルサーを捨てるシーンではデータの過去の清算の達成と、その精算の中で出会ってしまったエレンとのお別れが表されていると思う。
これはカリオストロのラストシーンと真逆になっていると思っていい。
クラリス主観かルパン主観か、クラリスの最後のセリフのように、生きているのと死んでいるのではお別れの意味が変わってくるのだ
中川たけし

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