映画は最高の娯楽

パシフィック・リム アップライジングの映画は最高の娯楽のレビュー・感想・評価

3.0
とにかく雑な点が目立つ。まず脚本が...
まあ盛り上がらない。
重厚感のあるイェーガーは消え、ランニングマシーン化した酷いコックピット。ディテールの魅力は皆無。
改悪にもほどがある。怪獣の出番も少なく...もっと他にあっただろ!

物語は牽引力が弱く、テンポが悪い。
全体的に軽いノリで絶望感が皆無。何とかなるでしょ精神や、イチイチセリフの後にギャグを挟む描写が気になる。

露骨な演出が多く、展開が読める。
取り敢えず出した感満載の前作キャラ、扱いも酷い。

前作が中国でのヒットで命拾いしたこともあり、今作は凄まじい中国色。
東京も中国語だらけで異世界感プンプン。全く現実味のない都市が破壊されても、当然カタルシスは感じられない。
日本で持ち上げられていた真剣佑は察しの通りでちょい役。

やはり「パシフィック・リム」はギレルモ・デル・トロ監督の作品。
これだったら何十年待ってでもギレルモ・デル・トロ監督の続編が見たかった。
前作を見ることにします。

スティーブン・S・デナイト監督を呪う会。