笑えて感動できて元気を貰えるような作品。
現代のネット文化やデジタルな仕組みは便利であると同時に冷たい雰囲気を持っている。
デニーロ演じる70歳のベンの言葉にはとても深みがあり、その人柄の暖かさで周囲の人達をどんどん人間らしくしていく。
アンハサウェイもその一人で、ベンとの関係の中で仕事の事だけでない喜びや悲しみを表現していく。その描き方がとても良かったし衣装の色調の使い方にも工夫があってよかった。
母のPCを盗むシーンは登場人物がとても生き生きとしていて面白かった。
ラストの終え方には少し強引さを感じる所もあった。