現代の「働く」ということに関しての様々な想いを凝縮したような映画。2時間?なんかもっと観ていたような気がする。
ロバート・デニーロ演じるベン。彼のような上司がいたらどんなにいいだろう。仕事に真摯、人間としても紳士。(おっと。)ベンみたいな人間になりたいと、素直に思える。
とにかく主演2人が最高。気丈に困難に立ち向かいながら家族や仲間を想う女性を演じるアン・ハサウェイは、本当にしなやか。ロバート・デニーロのくしゃっとした笑顔に観ているこっちが優しくなってしまう。
彼らだけでなく、仕事を辞め専業主夫になった旦那や仕事を評価されない秘書など、様々な心模様が丁寧に描かれていく。みんな今が一番素晴らしいのに、なぜかそれを忘れてしまう。それを気づかせるのは、いつだって周り、特に人生の先輩かも。
観てよかった!5.0。