まぴお

マイ・インターンのまぴおのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
3.3
【正しい事は迷わずやれ】

物語としては仕事をリタイヤした70歳のベンがIT業界にシニアインターンで採用されるところから始まる。

やっぱりね。人生って日々の積み重ねだと思う。
いきなりロバート・デ・ニーロが演じるベンみたいな振る舞いなんて普通のおっさんはできないよ?

デニ郎はさらっと普通にこなしちゃうの。
普通にこなすって案外大変なんだよ?
どうしても人間って自分の経験則から人にモノを教えた時は得意気になるのよね。
先輩だからとかベテランだからとか上から目線になっちゃうんだよね。偉そうになっちゃう。
デニ郎は違った。もちろん彼は仕事でインターネットなんて使いこなすなんて出来ないけどそれを補う目配りと行動力で周りを巻き込んでいくんだよね。
そして最終的にはアン・ハサウェイ演じる社長であるジュールズの
心を癒やしちゃうんだよね。そこには歳とか性別とか関係なく相手に敬意を表すっていう彼の振る舞いがそうさせるんだよね。

普通のおっさんならアン・ハサウェイみたいな綺麗な人とお近づきなったらもう邪な気持ちでいっぱいになると思う。デニ郎は違う。マッサージ師のフィオナにマッサージされた時にチ○コ立つくらいだからね。これくらいは許せちゃうよね。

けれど毎日ハンカチを持てば紳士になれるとおもっちゃいけいないよ?

そもそも普通は毎日ハンカチ持てないからね?
僕なんか外でトイレ出たら水で手を洗ってピッピッだからね?
小物にあそこまで気を使うことができないからね?
普段のスーツ選びからネクタイ選びを厳選してしかも主張しすぎないギリギリのラインを抑えてる。これぞ大人の所作だね。物を大切に扱えない人は人に対しても大切にできないんじゃないかなってまぴおさんは思うんだ。これはデニ郎の経験値がどれだけ高いのかよく分かる部分だよ。これは女性向けの作品だと言われてるけど男性こそデニ郎の紳士なる振る舞いを参考にしたほうが良いと思う。

それは劇中でも出てくるようにまさしく「トム・ソーヤーの冒険」の著者マーク・トウェインの言葉通り「正しい事は迷わずやれ」なんだよね。それが徳を高める1つの方法なんだと思う。だから女性の皆さんは迷わずまぴ郎とデートすればまぴ郎の紳士ぶりに惚れると思うんだよ。邪な気持ちなんて勿論ないからね。たぶん。

475本目
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