CANACO

マイ・インターンのCANACOのレビュー・感想・評価

マイ・インターン(2015年製作の映画)
3.4
ナンシー・マイヤーズ監督・脚本作品初見。『プラダを着た悪魔』と接点ありそうで、アン・ハサウェイとアパレル業界以外におそらく接点がない作品。
(東日本大震災のあとテレビで放送された『プラダ〜』に、経済的希望をもらったことを今でも覚えています)

本作は、悪人ほぼゼロのお仕事系ハートフルコメディで、1年半でアパレル通販会社を社員200名超の規模にまで発展させた若い女社長と、定年後にインターンとして入社した70歳男性の友情の物語。

残業多めで気が張り詰めてる女子や、残業はしてるけど思うような評価を得られずモヤモヤしてる人におすすめ。うまくいき過ぎではあるけど、そういう突っ込みする人は見るな系の映画だと思うのでよいと思います。

男性は全員女性の社会進出に理解があり、パワハラ・セクハラなし。デ・ニーロ演じるベンはまさに理想の上司。入社前にベンは自己紹介動画を自力で送れるくらいITへの順応性も高い。業界未経験の70才男性のポテンシャルに期待して採用するベンチャーも相当ユニーク。

filmarksではネガティブなレビューはほぼ見かけませんが、ネットでタイトル検索すると「気持ち悪い」というワードが出てきます。自分は「それ、わかるところある」派です。個人的にはエルダー女性のアプローチと誤送信エピソードはちょっと気持ち悪かったです。

しかし何より、ロバート・デニーロの演技の幅の広さに感嘆します。アル・カポネもやったよね!? むっちゃ怖い逆恨みストーカー役もやったよね!?とあらためて。
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