福岡拓海

マイ・インターンの福岡拓海のネタバレレビュー・内容・結末

マイ・インターン(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ベンのシニアインターンの中で様々な人たちが描かれ、様々な社会の慣習、問題点などがコミカルに描かれていた。見る人によって着目するところが分かれる作品だと思う。社会問題に対しては(例として、専業主夫、若者のコミュニケーション不足、ママ友、浮気、ect..)扱いは軽く、それが逆に良かったのではないかと思う。

この映画は、友人に、「自分達が仕事をしていくなかで忘れてしまいそうなことをもう一度思い出させてくれる、自分の働いていく中で大事にしたいことが詰まっている」と言って勧められて観た作品だったが、正にその通りだと思う。同僚とのコミニュケーション、親、家族、自分のプライベートの時間とマネジメント、相手の頑張りを認め、褒めることまで、、それぞれがこころに残ったこと、忘れてはいけないことをリマインドしておくべきだと思った。と同時に私は成功者とは先ほど述べたことをかなぐり捨ててまで一心不乱にならないと大成できないのかもしれないと思ってしまった。自分のプライベートを大切にし、仕事も頑張ることが大事だが、どのぐらいのバランスでやっていくのかというのは自分が大成したいのなら考えていくべきだと思った。

そして、ベストフレンドとは同じ趣味や、同じ趣向の友達というよりも何か困ったときに、自分にないものを与えてくれたり、助けてくれる人なのかなと思った。

考えさせられる作品でありつつもお話を見せるというようなタイプの作品だった。日常を切り取った様な描写が、とてもリアルで自分好みだった。下手にアップダウンをつける映画なんかよりもとても良かった。矛盾なく見れた。いい映画です🎞