nagaoKAshunPEi

ライフ・アフター・ベスのnagaoKAshunPEiのレビュー・感想・評価

ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)
2.5
死んだはずの彼女(LiLiCo似)が、ゾンビ(LiLiCo似)になって蘇ってくる。

蘇ってくる理由とか一切わかんないけど、設定はジェフ・バエナ的ゾンビ解釈でとても面白かった。
始めから、皮膚ただれてぐちゃぐちゃな顔をしているわけでなく日中外にでると陽の光で火傷しちゃって僕らが知っているゾンビの顔に変貌していったり、ゾンビはスムース・ジャズが大好きだったり。

会話のセンスだったり、据え置きオーブンレンジを背負ってのピクニックだったり、ギャグ要素も笑えるところはいっぱいあった。

ただ根底にある「男と女」のテーマがあまり好きじゃなかったんだよなぁ…。
デイン・デハーンが口だけのヤリたがりクソ野郎なんですよねぇ。
彼女のベスがゾンビになったことを知ったら手のひら返してすぐ他の女に移行しようとするし。
男はゾンビのように、何度でも蘇って女を取り替えていくんだ、みたいな風に言ってるように見えたんですよね。

ゾンビになって感情が露わになったベスのほうが嫉妬したり、怒ったりで、より人間的であったし、この映画で一番人間だったのが超親バカのベスの母親だった。
ゾンビになった娘に自分の手の指喰わすって、どんだけ献身的なんだよ…。
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