ペコリンゴ

エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方のペコリンゴのレビュー・感想・評価

3.3
記録。
逆転の「アップタウン・ガール」

『40歳の童貞男』のジャド・アパトー監督が贈るラブコメディ。主演のエイミー・シューマーが脚本も兼ねている。

いわゆるビッチな女性をヒロインに据えたことで下ネタがやりやすくなったのか、そういう面で男性にも門戸が開けてるラブコメ。

ビッチなのは「一夫一妻制は悪だ」と親父から説かれた影響ってとこからもお察しの通り、確固たる説得力を求めてはいけない。設定的には恋愛恐怖症らしいのだが、あんまそんな風にも見えないしな。

品がなく容姿も正直うーん…なエイミーがモテるのはある意味リアル(ゲスで申し訳ないですが、簡単に○れそうだから)。その一方でアーロンがエイミーのどの辺に惹かれるのかがよく分からん。

とまぁ、ラブコメ鉄板のフォーミュラを実践しながらもどこか疑問符が付き纏う内容。これで二時間もあるってのも頂けない。でも勿体無いくらいに豪華なキャストはやはり華がある。ダニエル・ラドクリフとマリサ・トメイは完全に無駄遣いな気はするけど。

「拗らせ女子」が本作を観て抜け出せるか……んー、ノーコメント。