ダーク・プレイスのhiro23のネタバレレビュー・内容・結末

やっぱりこういった、探偵役の人が事件を少しずつ解き明かしていく映画っておもしろいですよね。
しかも今作はその探偵役が、事件の当事者ってのが新鮮で良い。

ただ、過程はおもしろかったものの、真相を知ってもまったくスッキリしないのです。
なぜかと言うと、探偵役とは別の人達が真相にたどり着いてしまい、それをポロっと言われてしまったから。
『え？そうなの？』って感じ。
せめて、あの人達が事件を解明していく過程を描いてくれていれば…

主人公が事件を掘り起こし始める流れも良かったですし、少しずつ真実が解ってくるのはおもしろかったんですが、結局たどり着いたのは真相ではなく、兄は悪くなかった、っていうところなんですよねぇ。
主人公達がうまく真相にたどり着くか、ラストにもうひとひねりあったら、もの凄くおもしろい映画になっていたかもしれません。

それと、兄にかけられたイタズラの容疑が冤罪だったことを、母親に知ってほしかったなぁ。