たま

ニューヨークの巴里夫のたまのレビュー・感想・評価

ニューヨークの巴里夫(2013年製作の映画)
3.5
フランス人はニューヨークでも奔放です。

どうやらこの映画は3部作の最終章だったようで(知らなかった~)1部のスペイン、2部のロシアに次いで、今回の舞台は人種と文化のるつぼニューヨーク。

セントラルパークが見渡せる高級アパートやチャイナタウン、ニューヨークの多様性を感じながらも、フランス人の恋愛事情はいつも呆気に取られる。

同棲愛、精子提供、不法就労、偽装結婚、離婚とありとあらゆることがこれでもかと描かれる。

ロマン・デュリスのコメディは、私にとっては珍しくとても新鮮だった。
どことなく哀愁や色気を漂わせながらもユーモアたっぷりに演じててダメっぷりも憎めない。

色んなことが起こってドタバタ感も満載だけど、頼りないけど憎めない主人公とそれを取り巻く個性的な女性たちも魅力的。

これだけでも充分楽しめますが、せっかくだから前作、前々作もぜひ見てみたいなぁ。
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