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エクソダス:神と王のhilockのレビュー・感想・評価

エクソダス:神と王(2014年製作の映画)
3.0
リドニー・スコットの最新作。有名な『出エジプト』の項目を映画化。第二次大戦後に公開された聖書からの題材の映画は、子どもも楽しめるコンセプトとして作られたため、残酷なシーンや、分かりにくい点は、割愛していた印象があるのだが、本作は『出エジプト』の各項目をより真実に近い形式で描こうとした作品でもある。そのため、実際にあった様々な内容を史実とうまく絡ませながら描いた分、モーゼの人間的観点を深く掘り下げたのはいいことだが、 CGでの臨場感が、逆に違和感を感じるように見えてしまい。リメイクした本作の意義が完全に埋没してしまったようでもある。実を言うと本作は劇場で見るつもりは最初なく、昨年公開した、『ノア』と同じく、ビデオ鑑賞ぐらいの考えでいた。しかし、今回映画館で視聴した理由は、この作品をなぜリドリーが映像化したかったのか?という一点のためである。もちろん最後のロール前には、トニーへの追悼が出るわけだが、この万民が知る聖書の題材をあえて持ち込むことで、弟への親愛を誓うことを示したかったのか?監督の心の内はわからない。共演は、ジョン・タトゥーロ、アーロン・ポール、シガニー・ウィーヴァー映像はすごいのでやはり劇場となります。
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