このレビューはネタバレを含みます
『幸福』×『瞑想』
規則正しい生活を送る精神科医の主人公が、幸せというものが何か分からなくなり旅に出るお話。
○○という幸せ。
○○出来る事が幸せ。
など幸せを感じた事を書き留めていくが、とにかく浅く、言葉に深みを感じない。
主人公の中身がチャランポラン大学生ぐらいすっからかん。
パートナーに旅出を見送ってもらうも、序盤に速攻クラブでどんちゃん騒ぎして美女と浮気して、幸せを感じてしまう。
元カノに会いに行ってワンチャン期待してしまう。
最終的に、やっぱ俺のパートナー最高じゃん、幸せここにあったじゃん、超恵まれてたじゃん、というお話。
人生経験が浅いまま成長してこういう大人になっちゃってる人っているよなーという印象。
見方によってはピュアだが、そういう方向に切り替えられず。
不幸から逃げる事が幸福への近道ではない、という言葉は好きでした。