あきしげ

ピラニアシャークのあきしげのレビュー・感想・評価

ピラニアシャーク(2014年製作の映画)
2.5
『トランスモーファー』の監督再び。

良かった点。

・バカ映画として楽しめる
・個性的な登場人物が多い
・ピラニアシャークが万能

悪かった点。

・登場人物が多すぎる
・場面転換が多すぎる
・いらないエピソード

『トランスモーファー』の監督さん。
必然的に本作はクソ映画と期待する。
だが、本作はバカ映画という裏切り。

バカ映画とクソ映画は紙一重の差。
前者は楽しめる映画と言える作品。
後者は時間のムダだと言える作品。
本作は個人的に前者と感じました。

ちゃんと楽しませようとする意気込み。
前提として上手くないけど伝わる熱意。

本作はまだ草稿の段階だと言える。
もっとブラッシュアップするべき。
そうすれば、万人受けする可能性。

まず、登場人物が多すぎるのが欠点。
そこを絞れば自ずと構成も良くなる。
欲張ってしまったせいでこうなった。
もう一段階絞り込む必要性があった。

やたらと場面転換している。
視点の移動も実は良くない。
物語に入り込めない原因に。
振り回されている感じです。

ただ、土台部分は悪くないと思う。
こういう映画に整合性など不必要。
あくまで楽しませるのが第一です。
設定がぶっ飛んでも構わないです。
最終的に面白ければなんでもアリ。

確かにサメ映画としての要素は弱い。
ピラニアシャークが小さすぎるから。
サメの怖さよりもピラニアの集団性。
そっちの方がメインとなっています。
しかも、最後には空まで飛んじゃう。
色々となんでもアリすぎる内容です。

個人的に楽しめた作品です。
でも、普通は楽しめません。
中級者以上じゃないとダメ。
本作はそんなバカ映画です。
あきしげ

あきしげ