おなべ

シンドバッド 七回目の航海のおなべのレビュー・感想・評価

3.6
◉かの有名な船乗り“シンドバッド”を主人公にした全3部作の記念すべき1作目。特撮の巨匠で「ストップモーションアニメの父」と呼ばれた《レイ・ハリーハウゼン》が製作を務める。

◉バグダッドの王子であるシンドバッドは、チャンドラ王国の王女パリサと婚約し結婚する筈だったが、正体を隠した黒魔術師によってパリサを小人に変えられてしまう。姫を元に戻すために、邪悪な怪物が巣食う孤島に行く事になり…。

◉《レイ・ハリーハウゼン》は、《スピルバーグ》監督をはじめとする、誰もが知っているような数々の有名監督から敬われている存在。そんな彼が織り成すストップモーション映像は、1958年制作とは思えないハイクオリティさを呈する。特撮の祖と呼ばれるだけあり、彼が命を吹き込んだキャラクター達(ガイコツ・巨人・ドラゴンetc.)は、水を得た魚の如く、自由闊達に暴れ回っていた。

◉ストーリーとしてはツッコミどころ満載ではあるものの、シンドバッドの自由でファンタジックな世界観が楽しめたから良し!
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