ひげしゃちょー

グラスホッパーのひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

グラスホッパー(2015年製作の映画)
3.2
原作は伊坂幸太郎の中でも一番好きであり、原作では鈴木、蝉、鯨の三人がそれぞれ一人称で書かれていくのでそれをどう映像化するか楽しみだったけど、鈴木と妻の掛け合いや岩西と蝉の掛け合いなど笑えるやり取りもなくて消化不良。 原作自体が結構ややこしいサスペンスだったので、黒幕の存在とネタ明かしなど映画的にわかりやすくする改変はよかったかもしれないが、原作の魅力は落ちたと言ってもいいと思う。