もりりた

レヴェナント:蘇えりし者のもりりたのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
4.5
雪の山奥で毛皮収集に向かう群の一員グラス。道中で熊に襲われ重傷を負い歩けない状態に。隊長は止むを得ず分離し進軍を決意、グラスの同行者を募ると犬猿の中なフィッツジェラルドが手を挙げる。グラスは彼と自分の息子ホーク、若手のブリッジャーと行動を共にするが、フィッツジェラルドは恐ろしい思惑を隠していた。

バードマンの演出が印象的で本作見たけど更にレベルアップしてた!木々繁る山奥で人や馬、矢が乱れるワンカット撮影は圧巻!現場の荒々しさが臨場感持って伝わってくる。広角で映す雄大な自然のインパクト、一瞬でグサリな矢や崖から馬ごとダイブの瞬発力も凄かったなー。ボロボロの傷を焼いたり馬寝袋で寝たり過酷なサバイバル。こちらの想像を上回る映像に圧倒された!

意地でも生きたいグラスの背景は時折の回想シーンのみ、小出しの不足感が先を気にさせるポイントになってた。枝は揺れても幹は揺るがず的な亡き妻のメッセージが繰り返され、グラスの妻とホークに対する愛情、それを犯した者への復讐心が痛いくらいに伝わってきました。フィッツジェラルドはシンプルに嫌なやつ過ぎ笑 ブリッジャーが気の毒!

映画であることを忘れさせる演技にも引き込まれた!期待を超えて面白かったので他のイニャリトゥ監督作品も見てみよう!言いづら!
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