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レヴェナント:蘇えりし者のomg!Sのレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
2.8
オープニングの、ブラッドメリディアンばりの西部残虐物語のシーンには興奮したもののその後はミズーリの雄大な大自然とレオのどアップの顔芸という極端なカメラワークが2時間ほど続きもう腹いっぱいです。顔芸のできるベアグリルズって感じです。オスカー...オスカー!!というレオの執念が伝わってきます。
途中のポーニーの男から運命に逆らわず復讐もなさないという大地の悟りを学んだのかと思いきや最後のあれはほとんど自分の手で復讐を果たしたに等しいので、原住民と馴染んだけどおれは白人だから復讐を果たす!とでも言い切った方がスッキリします。
そして運命には逆らわないが復讐は果たすというなら最後はなんなら小熊二頭が母グマの復讐に現れてグラスを倒したらスッキリしてよかったんではないでしょうか。
そして個人的にはなによりアリカラの無能ぶりがガッカリです。娘が捕らわれていたフランス人野営地で娘を探せない...野生の勘とかで臭いとかでわからないのか...「白人ワレワレカラウバッタ」みたいな手垢のついた陳腐なセリフ...もっと冒頭の白人を震え上がらせる大地の戦士が見たかった。
イニヤリトゥが好きですがこれはわりと微妙でした。
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