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レヴェナント:蘇えりし者のctn21のレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
4.0
ネイティブアメリカンと開拓民のあれこれとか含んだ複雑な感じかと思ったけど、構造はシンプルに復讐劇だった。

熊に喉をやられたから喋れないデカプーは顔面で演技するわけど、その顔面力は凄まじいもので、息子を殺された相手を文字通り死ぬ物狂いで追う執念と、長年アカデミー賞を追う執念がだぶったよ。
画が本当に息を飲む。最初の水に侵された原生林、荒々しく神々しい山々とか、それだけでもドキュメンタリー物として見たいくらい。それに加えて撮影を極地に関わらず全て自然光で行うという冗談みたいな手法。長回しとかあったのにどーしたんだろうすげぇ。

あと、内臓剥いで中で暖をとるグラスとベアグリルスが被った。ベアグリルスもラクダの中で過ごしてたしね。グリスも死体に残った肉を「これは貴重なタンパク質です」と思いながら食べてそうだった。
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