朱音

レヴェナント:蘇えりし者の朱音のレビュー・感想・評価

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)
4.1
カメラにかかる吐息や水飛沫,血飛沫でリアルさが増している。「生」にしがみつく様は人間そのもの。彼の生への執着は「愛」が全てなんだよな…。瀕死なのに…いや,瀕死だからか「生きている」って感じが物凄く強く描かれている。自然の強さと優しさ,残酷さ。光の加減が絶妙でとても力強く美しかった。先住民族やトム・ハ-ディ演じるフィッツジェラルドは残酷に見えるけど現実を知っているからこそ残酷になるんだと感じた。誰だって「復讐」に捉われていて自由では無いんだなって。レオ様やトム・ハ-ディも勿論のことド-ナル・グリ-ソンも良かったな-。
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