このレビューはネタバレを含みます
ディカプリオがやっとオスカーを手にしたので、こりゃあ観なきゃとは思ってたんですが、予備知識もなく、正直内容にはあまり興味を持っていませんでした。
ところが…
最初の争いに度肝を抜かれ、心臓がバクバク!
こういう映画だとは思っていなかったんで、いきなりの展開と緊迫感に息ができないぐらい引き込まれました。
そこからしばらく緊張感が続き、熊のところで興奮が青天井に!
…しかし、残念ながらここがピーク。
その後ディカプリオの動きがなくなるのと、長い話のせいで中だるみしてしまう印象。
息子の仇を必死に追っていく姿は壮絶で力が入りますが、よくよく考えると息子が殺される元の原因を作ったのが熊で、その熊はすぐに仕留めているので、それを思うと少し気が抜けてしまいました。
ただ、最後は銃でズドーン!とはいかずに、もみ合いながらナイフで、という所は復讐を成し遂げた感が出ていて良かったかなと。
ディカプリオの演技が目的で観たので、そこはかなり満足していますし、すばらしい演技だった事は確かですが『ギルバート・グレイプ』を観た時ほどの衝撃は受けませんでした。
トム・ハーディの変わりっぷりの方が驚きです。