レオナルド・ディカプリオ主演作品。
映像が素晴らしく美しい。
音楽が坂本龍一で、非常に深みを与えている。
物語は、息子を殺し、自分をも殺そうとした人物を
執念深く追い続け、それを成し遂げる。
そう書くと、チープな現代劇のように聞こえるが、
そうではない・・・
悪役、トム・ハーディ・・・も、すごく適役。
何度も、死に遭遇する主人公グラスであったが
なぜか生き延びる。
とにかく、最初の、熊に襲われるシーンがめちゃくちゃ怖い。
そのあとは、復讐への執念がすさまじい。
サバイバルが半端ない。
ラストの、フィッツランドとの一騎打ちは
見ていて・・・すごい緊迫感を感じた。
映像の中で、カメラに息をはくシーンや
カメラに、水滴がつくシーンが多用されていて
逆にリアル感を出していたようにおもう。
澄んだ水と張りつめた空気、そして雪。
残酷なまでに、その雪に散らばる血の赤が
鮮明に目に焼き付く作品だった。