てつじ

エロスの誘惑のてつじのレビュー・感想・評価

エロスの誘惑(1972年製作の映画)
3.4
藤田敏八監督"エロス三部作"の第2弾。男たちを手玉にとる中川梨絵の気まぐれなメス猫っぷり、愛すべきビッチ像が実に清々しい。助監督に長谷川和彦の名前、ドブ川のヘドロの匂い、熱帯夜の澱んだ湿気がフィルムに鮮やかに刻まれていて、薄暗いゴム工場作業場の昭和な空気を匂い立たせている、悪くない。
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