chibicobicsabic

13の選択のchibicobicsabicのネタバレレビュー・内容・結末

13の選択(2014年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

英語版で鑑賞。
個人的には好き。面白かった。色んな意味で。

お金の事だけしか頭にない状況や逼迫した状況なら
これやればお金あげるよ、と言われたら内容次第では受けます!!って言う人多いんじゃないのかね、リアルに。
それが詐欺の片棒だったり殺人事件の片棒でも。

このEliot(主人公)もお金は必要、でも仕事も首になって
結婚式もあるし、この先お金のかかることだらけなのにどうしましょ、って時に
謎の電話がかかってくるわけです。
まずは簡単なことから。
次第にエスカレートしていくわけですけど、金のためなら平気で人を撃ったり
迷惑をかけたり、そんなこともできるようになってくる。

葛藤する姿もリアルに描かれてたとは思う。
なんせすぐにでも金は必要だから。
今払えてもまた次すぐ必要になるから。
ということでどんどん深みにはまっていくわけですが

最後の最後でこれをやってるのは自分だけではないことを知り、
それは実の父親や弟までも・・・って言うね。
ママがいない理由もこのせいで、「お前が殺ったんかい!!!」っていう
ちょっと腹が立つのと哀しいのとで複雑な心境に。
もちろんお金って必要誰にとっても。綺麗事を言うつもりは無い。自分の人生でも
お金で苦労したことあるからリアルにわかる(笑)
だけど、自分と部分的に重ね合わせてみてもやっぱりなんか違う感が湧く私はきっとまともな人間なはず。
Eliotの失望感もまたやはり大きかったわけで。パパに対するね。
更には「罹患してるのにそういう判断はきちんとできるんですか?」と問いたくなる弟までもだから
Eliotの失望感は察して余りある、というのもなかなかこれうまいなぁと。
弟のためにも頑張ったのに。
結果、最後は家族で殺し合う形となるわけだけどね。

面白かった。そして改めて考えさせられた部分もあった。
chibicobicsabic

chibicobicsabic